歯科の治療には、健康保険が適用される「保険診療」と、全額自己負担となる「自由診療」があります。保険診療は、治療法や治療時間、使用できる歯科素材などが全国共通であらかじめ決められています。
一方、自由診療はそのような制限がないため、「チェアタイム(治療時間)」を長くとって納得できるまで調整したり、幅広い選択肢から自分に合った治療法や歯科素材を選んだりすることができます。検査内容にも制限がないため、より精密な検査にもとづいたオーダーメイドの治療計画を立てることも可能です。
自由診療は初期費用はかかりますが、その分長持ちしやすいため、多くのケースで長い目で見ると保険診療よりもコストを抑えられる傾向があります。
むし歯の治療一つとっても「保険で対応可能」と「自由診療が必要」といった違いが出てくるので、患者様の症例により選択肢をご提案させていただきます。

保険診療

●健康保険によって、基本的に3割の自己負担で済みます。(年齢や所得によって3割以下になることもあります)
●治療内容、治療回数、1回の治療時間、歯科素材などに制限があります。
●先進治療は対象外になることがあります。

自由診療

●先進治療も含めて、幅広い選択肢から自分にぴったりの治療法や歯科素材を選べます。
●1回の治療時間を長くとり、治療回数を減らすことも可能です。
●精密な検査にもとづいたオーダーメイドの治療計画を立てることも可能です。
●むし歯や歯周病になりにくい歯科素材を選べるため、保険診療の修復物よりも長持ちする可能性が高いです。