コラム COLUMN
むし歯は、脱灰と再石灰化のせめぎ合い
むし歯の原因は、ミュータンス菌などの酸を産生する細菌とされています。
それらの細菌が、
食物中の糖を取り込み、
分解して酸を産生して、
この酸が歯の成分であるハイドロキシアパタイトを溶解する。
この過程を脱灰といいます。
エナメル質表面の成分は、食事のたびに溶け出します(脱灰)。
しかし、唾液が酸を中和し、エナメル質の表層が再石灰化され、元の状態に戻ります。
この脱灰と再石灰化のバランスが保たれていれば、むし歯になることはありません。
歯の再石灰化を優勢にするためには、
❶プラークコントロールをする
❷食生活の改善(特に間食の制限)
❸フッ化物の応用
などが有効です。
今の状態が、どういう状態なのか?
脱灰と再石灰化のバランスが保たれているのか、検診で確認してみましょう!