コラム COLUMN
歯ぎしり、食いしばり②
前回、歯ぎしり、食いしばりとはどういうものなのかお話いたしました。
今回はその続きです。
歯ぎしりを行った結果として、歯、筋肉あるいは顎の関節に障害が及びかみ合わせの異常が生じます。
・歯に障害が及ぶ
歯が移動したり、動揺することがあります
・筋肉に障害が及ぶ
筋肉痛、口が開かない、頭痛などが起こることがあります
・顎の関節の障害
関節円板の位置異常が生じ、かみ合わせがずれたり、関節で音がしたりすることがあります
下の顎は頭がい骨や上の顎から筋肉によって釣り下がっていると言っても過言ではないので、筋肉が異常に収縮すると顎の位置も変わります。
昼間に弱い力で無意識に歯ぎしりをしていることもあります。この場合にはかみしめのことが多いようです。
通常、上下の歯の間には前歯で2mm程度の間隙があります。接触していません。
かみ合わせがおかしいという方に、よく上下の歯を時々接触させて、自分自身でかみ合わせを確認している場合があります。このような悪習癖も影響します。
歯ぎしり、くいしばりによるお口の中の不具合を予防する為にはどうすれば良いのでしょうか。
夜寝るときに使うマウスピースや、ボトックス治療について、またお話したいと思います。