コラム COLUMN
『私の歯は何歳まで残せますか?!』
皆さまこんにちは御殿山花歯科医院、衛生士のMです。
『年をとれば歯がなくなる !』という迷信。正に私の家族が総義歯=入れ歯で、正確には祖父と祖母と父が総義歯です。家族皆が歯には苦労をしてきました。
家族からも、うちの家系は歯も目も悪いからねーおまけに頭も、、アハハと言われた記憶が時々よみがえります。家族は笑って話していましたが、当時小学生の私は、何歳から歯が抜けるのかと大人になるのが怖く、歯が無くなる夢もみた位でした。そう、30年以上前の話です。年をとれば歯がなくなると思い諦め、紛れもなくそれは当時の私の親が語る衝撃的な事実であり現実でした。
前置きが長くなりましたが、患者様からも『私の歯は何歳までのこせますかね?』と聞かれることがあります。
さて『年をとれば歯はなくなる』のでしょうか?
『何歳まで歯をのこせる』のでしょうか?
長期研究ではスウェーデン・カールスタッド市の予防の父といわれるアクセルソン先生が、
『1日に一度すべての歯面から確実に細菌(バイオフィルム)を除去すれば、むし歯も歯周病も予防でき、年齢に関係なく歯は守れる!』ことを30年かけて見事に立証されています。
これは、むし歯も歯周病も原因は明らかで、細菌によるバイオフィルムをすべての歯面から破壊し除去することができれば解決する疾患だということなのです。
『年をとっても歯は何歳までものこせます!』と言いきれます。
では、実際自分の歯を守るために私達は何をしたら良いのでしょうか?
歯を残すための重要点を3つに絞りました。
1.どの歯からどのように磨いたら効果的か考えること
2.自分に合う歯ブラシを選択し確認してもらうこと
3.歯ブラシやフロスや歯間ブラシ等の正しい使い方を習得すること
口の中は人それぞれ、原因も千差万別。どうやって歯垢=バイオフィルムを完璧におとすか、ご自身の目で見ていただき、何を使うのか、信頼のおけるかかりつけの先生や歯科衛生士さんに確認し一緒に考え行動していただくことの繰り返しが、
『何歳までも歯をのこすこと』生涯笑顔で美味しく食事ができる第一歩なのではと考えております。
是非御殿山花歯科医院でもお待ちしております⭐