コラム COLUMN
洗口剤の応用
皆様は、うがい薬を使っていますか?
普段の歯磨きに何かプラス1するだけでも、お口の中の清潔感はアップします!
そこで、簡単な洗口液からはじめてみるのはいかがでしょうか?
ただ、、、
薬局には我々でも迷うほど、沢山の種類が陳列されており、どれを選んで良いのか悩みませんか?
自分には何が合っているのか?
どんな効果があるのか?
なかなか、わからないものですよね。
洗口剤に配合されている成分とその特徴についてまとめました。
少しでも選ぶ際の参考にしていただければ、、、
❶歯面やバイオフィルム表面に付着して作用
⑴クロルヘキシジン0.1-0.2%(日本は0.05%)
▶︎強いプラーク形成を抑制
⑵セチルピリジウム塩化物(CPC)
▶︎バクテリアや真菌に対して殺菌作用がある。
殆どのペーストに入っていてメジャー
⑶ベンゼントニウム塩化物(BTC)
▶︎一部の細菌に有効である。
❷バイオフィルム深部へ浸透して作用する薬剤
⑴エッセンシャルオイル(フェノール化合物)
▶︎プラークの抑制と歯肉炎の改善に効果的。
⑵ポピドンヨード
▶︎種々の細菌に有効
*クロルヘキシジン同様に耐性菌が生じない、粘膜に対して為害性が少ない。
*アレルギーがある方は使用できません。
*金属と反応して、金属が腐食するため、インプラント周りは避けた方が良いです。
⑶イソプロピルメチルフェノール(IPMP)
▶︎広範囲の菌に対する殺菌効果が高い。
バイオフィルムへの浸透性に優れている。
まずは、お好きな物を試してみても良いと思います。
今一度、ご自身のお口の状態を確認して、何が一番合っているかご相談も承ります。
お気軽にお問い合わせください。