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全身疾患と口腔内細菌の関係

人の体に生存する細菌は、口腔から肛門までのあらゆる消化管に存在しています。

 

 

最近では、腸内細菌はさまざまな病気に関係することが明らかになってきています。

 

 

口腔細菌は、口腔内固有の病気(主にむし歯や歯周病)関係の研究が盛んでしたが、歯学以外の研究も進むにつれて全身疾患との関係もさらに注目されるようになってきました。

 

 

 

口腔細菌は、口腔の健康状態に関わらず唾液とともに飲み込まれます。

今までは、飲み込まれた口腔細菌は胃液や胆汁酸により死滅し、腸に届くことは稀だと思われてきました。

 

 

しかし、解析技術の進歩により

腸内細菌中に、口腔内細菌の存在が明らかになりました🦠

口腔細菌の大腸への移行と定着が普通に起こっていることが推察されています。

また口腔細菌の中でも、歯周病原菌であるポロフィノモナスジンジバリス菌は、菌叢を乱す(ディスバイオティス)誘導をすると報告があります。

 

 

特に、重度歯周炎疾患者の唾液中には、ポロフィノモナスジンジバリス菌は多量に含まれています。

 

 

動物実験での報告により、ポロフィノモナスジンジバリス菌は、腸内環境を変化させることが示唆されております。

 

 

 

 

口腔ケアは、歯や歯肉だけではなく、全身の健康ケアにもなります⭐︎

 

 

不具合を感じる前に、ご自身の健康を確認しましょう‼️