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ケガでお子さんの『歯』が抜け落ちてしまったら、どうしたら良いですか?

桜も満開、新学期が始まりました。井の頭公園も綺麗ですね。

 

心躍る楽しい時期でもありますが、お子さんのケガも多くなる時期です。実は子供の家庭内のケガは、世界に比べて多いそうです。

 

 


もし、ケガでお子さんの『歯』が抜け落ちてしまったら、、『歯』が欠けてしまったら、、、みなさまはどうされますか?

歯の神経細胞を大切にする歯科医師として、アドバイスさせて頂くと、
①『必ず拾ってください』
②『汚れていても、水道水で洗わず、そのままラップに包みましょう』
③『出来るだけ早く歯医者さんに電話しましょう』
この3点がポイントになります。

 

早くお口の中に戻せれば戻せるほど、神経が残せる可能性が高くなります!

 

時間との勝負ですね。1時間以内ですとかなり戻せる可能性は高くなります。

 

歯の根っこの周りにはピンク色の薄い膜(細胞)が着いているのですが、この細胞を壊さないことが重要です。

 

細胞は乾燥に弱いのでラップに包み乾燥を防ぐことで1時間は細胞が頑張ってくれます。

 

牛乳に浸すのでも良いです。牛乳は細胞保存出来るのが12時間と言われていますが、最近は低脂肪牛乳等、変わったものも多いので間違った物に浸してしまうよりかはラップの方がいいですね。

 

水道水で洗うのだけはやめましょう。水道水には塩素が含まれていますので、細胞を痛めてしまいます。

 

砂利が付いてるのを取ろうと引っ掻いてしまったり、歯ブラシで擦ってツルツルにしてしまうのもダメですね。細胞も一緒に剥がしてしまいます。

 

人間の身体はとても優秀なので、砂利や泥が着いていても、そんなにすぐには細胞は死にません。

 

私たちの取り扱いによって細胞が死んでしまう事の方が多いのです。

 

 

トラブルが無い事が1番ですが、知っておくと備えになりますよね。定期的な歯科受診で備えは万全に、春を満喫してください。